2016年 11月 19日
主なエンボス薬びん、洗浄後。 |
それでは前回の続きです。
今までの幾度となく割れたものを見てきた「白毛赤毛染 ラーベー」「加納製」今回ようやく完品を掘り出すことが出来ました!地元限定なのか?他県での報告例は見たことがありません。3本とも小びん。

コルク栓の大びんはD氏&Y氏が掘り出しています。右端はY氏から頂いたスクリュー栓の大びん。気泡もあり良いですね
ラーベーの新しいタイプ。裏にはお馴染みの「定量」の文字があります。これは自分だけ掘り出しました。気泡もあってなかなか良いびんです。
ラーベーが年代別で14本も出土した為、ラーベーのハケと呼ぶのが相応しい・・のか!?
「ルゴゾール」「佐藤製薬」「合名會社」
例のゾウさんでお馴染みの会社ですが、まだキャラクターが誕生する前のものです。ガラス栓の蓋はありませんでした。
そして「フコク 神藥」「富國藥業 株式會社」
先月に円柱タイプのフコク神藥も拾っていますが続きますね!この形の四角くて茶色い系の神薬はどれも古いくて美しい!!
今回のベスト!
フコク神藥近くの古い層から出土した「サフラン 神藥」「カトー製」です。サ、サフラン!?カトウではなくカトー??超珍品、エンボスがクッキリで最高です。
こちらはseaglassマスターT氏が以前に掘り出していた「サフラン入 ネオ 神薬」サフラン入+ネオの文字で超レア品です!掘り出した時はサフラン人?どこの国だ?と一同騒然(笑)この神薬にはぶったまげましたね。
そもそもサフランって何?と思いますが江戸時代にオランダからもたらされた西洋漢方薬で現在でも根強い人気があります。
↓所蔵品のサフラン入「寳丹丸 廣貫堂」ウランガラス製。どうも仁丹系にはサフラン入りというのがよくあったようです。
最後にY氏の「志らが赤毛染 黒託?花」
字がよく分からず、パソコンもないので調べることが出来ませんでした。これも出たことないレアですね〜!
「伊藤商會」
他にも、大岩神薬2本、廣貫堂神薬1本、東亜神薬1本、サークルK神薬1本が出土しています。まだ掘り出せず眠っているものもあると思いますし、小さな集落跡の割に素晴らしい埋蔵量でした!
by tbs-hrk
| 2016-11-19 23:11
| 集落跡
|
Comments(6)
こんばんは
アンバーサフラン神薬瓶いいですね(≧∇≦)
口元の形状から古いタイプですかね。
それにしてもまさかあんな上の棚にあるとは思いませんでした^^;
流石、地元!もってますね!!
もう今回の一番です(≧∇≦)
あっちなみに最後に自分が掘っていた場所はまだ途中なんで、是非続き掘ってみてください!
なにかありそうな感じでした。
アンバーサフラン神薬瓶いいですね(≧∇≦)
口元の形状から古いタイプですかね。
それにしてもまさかあんな上の棚にあるとは思いませんでした^^;
流石、地元!もってますね!!
もう今回の一番です(≧∇≦)
あっちなみに最後に自分が掘っていた場所はまだ途中なんで、是非続き掘ってみてください!
なにかありそうな感じでした。
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やまさん
毎度ですσ(^_^;)
サフランはそれなりに古そうですが、あきらかにフコクの方が古いですよね。古ければ良いという訳でもないですけど。。あの辺は一番古い層だったかもしれませんね。
え?まだ出そうですか??天気予報が雨ばっかりなので休みの日に晴れてたらホリホリしてきます!
毎度ですσ(^_^;)
サフランはそれなりに古そうですが、あきらかにフコクの方が古いですよね。古ければ良いという訳でもないですけど。。あの辺は一番古い層だったかもしれませんね。
え?まだ出そうですか??天気予報が雨ばっかりなので休みの日に晴れてたらホリホリしてきます!
初めてコメントします、ドクターKといいます。白髪染瓶を調査しています。珍しい瓶をいろいろ出していただき感謝しています。ラーベーは富山の「加納ラーベー商会」が発売していたもので、角瓶以外に丸瓶は初見です。「ナイス」と同型瓶なので大正時代、丸瓶は戦後くらいのものでしょうか。もう一つの「伊藤商会 黒の花」は1,2剤のびんでしょうか、これも珍しいものです。大正時代の中ごろに発売されたようです。こん後も
珍しい瓶を期待しています。
珍しい瓶を期待しています。
ドクターKさん
コメントありがとう御座います。リアクションがあると更新の励みになります!
ラーベー、やはり地元産でしたか。それなりの知名度があるのですかね?戦後の丸瓶は、この形でこの青色というのも良いですよね。幅広い年代別で出たのが面白いです。
黒の花?というのも初めて聞いたような気がします。やはりまだまだ見知らぬガラスびんが眠っているので掘り出さなあきませんね!今後も、既ハケの再調査初め、新規ハケ探索も精力的にして行きたいです。
ところで、「君が代」で以前から気になっていたことがありまして、よく見るスクリュー栓の戦後タイプの茶色と透明、甲乙のように混ぜて使うわけではなく、茶色が古く透明が新しいのかな?と思っているのですが、何かご存知でしょうか?
コメントありがとう御座います。リアクションがあると更新の励みになります!
ラーベー、やはり地元産でしたか。それなりの知名度があるのですかね?戦後の丸瓶は、この形でこの青色というのも良いですよね。幅広い年代別で出たのが面白いです。
黒の花?というのも初めて聞いたような気がします。やはりまだまだ見知らぬガラスびんが眠っているので掘り出さなあきませんね!今後も、既ハケの再調査初め、新規ハケ探索も精力的にして行きたいです。
ところで、「君が代」で以前から気になっていたことがありまして、よく見るスクリュー栓の戦後タイプの茶色と透明、甲乙のように混ぜて使うわけではなく、茶色が古く透明が新しいのかな?と思っているのですが、何かご存知でしょうか?
ご指摘のように、「君が代」だけでなく、「元禄」でも緑色瓶が混ざっていることがよくあります。おそらく、戦後、ガラス瓶の原料が不足し、いろいろな瓶を混ぜて溶かして作っていたので、こうした着色瓶ができたのではと考えています。ですから、透明瓶のほうが古く、褐色瓶はそのあとと考えています。この点については庄司先生にお聞きしてみたいと考えています。また、戦後のある時期には、二剤瓶を回収して製品として使用していたため、戦前の古い瓶を使用した製品が作られていたようです。(実際に他社のエンボスの入った瓶を使用した製品を確認しました)よく、製品名のエンボスがない二剤瓶が見つかりますが、これは当時最大手の「るり羽」が共通瓶として製造、供給していたのではと推測しています。
ドクターKさん
ご返事ありがとう御座います。君が代スクリューの件は庄司先生にもお聞きしましたが、正確な情報はお持ちでなかったです。個人的には僅かな作りの違いから透明色が後かな?と考えていました。
ちなみに茶色にあって、透明色に無い「オキシドール」のエンボスが透明色に付いているバージョンも確認しています。個人的に君が代スクリューは好きなびんですので何か分かってくると良いですね!
ご返事ありがとう御座います。君が代スクリューの件は庄司先生にもお聞きしましたが、正確な情報はお持ちでなかったです。個人的には僅かな作りの違いから透明色が後かな?と考えていました。
ちなみに茶色にあって、透明色に無い「オキシドール」のエンボスが透明色に付いているバージョンも確認しています。個人的に君が代スクリューは好きなびんですので何か分かってくると良いですね!











